第4回 さまざまな地形①
テーマ:さまざまな地形内容:プレートテクトニクス、広がる境界、せばまる境界、ずれる境界、安定大陸、変動帯、環太平洋造山帯、アルプス・ヒマラヤ造山帯
内容:プレートテクトニクス、広がる境界、せばまる境界、ずれる境界、安定大陸、変動帯、環太平洋造山帯、アルプス・ヒマラヤ造山帯
ログインチャレンジ問題①:「かつて大陸が1つであったことをパズルのように組み合わさる以外の方法で説明しよう」
ログインチャレンジ問題②:「エヴェレストの頂上からは古代の海洋生物の化石が発見される。なぜだろう?」
思考問題:プレートの境界と安定大陸・変動帯の地形区分のトレースと地震と火山の分布の比較・考察
第4回です。
かなり記憶が薄くなっています。今(1月)のようにタブレットを使った授業のリズムがまだ掴めていなかったので、バタバタしながら授業をしていた記憶があります。
導入
今回からログインチャレンジ問題なるものを始めました。生徒がタブレットのログインするまでの時間にタイムラグがあって、早くログインできた人からチャレンジできる問題を用意しました。
まずはログインチャレンジ①です。
教科書にはパズルのように大陸が接する図が載っていて、大陸がかつては大きな一つの大陸であったことが推測できるのですが、パズルのようにピッタリ接する以外で大陸がかつて1つだったことを証明するにはどうしたらいいかを考えてもらいました。ロイロで提出です。これはアルフレッド・ウェゲナーさんの『かつて地球には単一の大陸「パンゲア」があった。』という説の根拠を考えてもらうという問題になります。そこから、大陸移動説へと話をもっていき、プレートテクトニクスの説明に入ります。
模範解答は
「同種の化石・地層、氷河跡が複数の大陸にまたがっている」
です。いい線ついてる意見がロイロに数多く提出されました。
ログインチャレンジ②はログインチャレンジ①が終わってまだなお余裕がある人はやってみようという形にしました。
プレートテクトニクスの理論によって、インド亜大陸はユーラシア大陸にぶつかります。その際に地層が押し上げられてヒマラヤ山脈が形成されるわけですが(アルプス・ヒマラヤ造山帯)、かつて海底だったところが、押し上げられたことによってエヴェレスト頂上付近では三葉虫やアンモナイトの化石が発見されます。この話をどこかでしておくと、東南アジアの地誌を学習する際に、大陸の河川が放射状に流れる理由と関連づけることができます。詳しくは「東南アジアの自然と文化」で。
展開
プレートテクトニクスがマントル対流による移動ということを紹介しながら、広がる境界、せばまる境界(造山帯)、ずれる境界、変動帯、安定大陸の説明を、教科書・資料集の図や写真を紹介しながらしていきます。NHKの動画やYouTubeにもわかりやすいメカニズムのアニメーションがあったりしますので、参考になります。
思考問題
後半はトレーシングペーパーを使って、プレートの境界と安定大陸・変動帯の地形区分のトレースと地震と火山の分布の比較・考察をおこないます。
プレートの境界と安定大陸・変動帯の地形区分をトレーシングして、それを地震と火山の分布の図に重ね合わせます。トレーシングペーパーは半透明の紙なので、プレートの境界と地震・火山の関係を考察することができます。これは教科書にアクティビティとして載ってます。トレーシングペーパーは購入しておきます。私は歴史地理学を大学・大学院で学んだのですが、現在と過去の地図を重ね合わせて考察をするときはトレーシングペーパーをよく使ったので、馴染みがあったのと、地図情報を重ねるGISの原理を体験できる作業なので毎年やっています。
今回はロイロを使っているので、重ね合わせた図ごとにタブレットのカメラ機能を使って撮影し、ロイロで提出です。こうゆう使い方がロイロとタブレットを組み合わせるとできるわけで、その練習も兼ねてやりました。
考察もテキスト=カードを作成して提出です。
トレースする時間もあるので時間には余裕を持ってやったほうがいいですね。
なので、次回に持ち越す形で授業を終えたと思います。
終わり
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